ハンドシェイク 回路
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ハンドシェイク回路 著者:田島 一 |
大企業で思想差別と闘ってきた主人公沖元の差別是正後の、新しい闘いの展望を描いた小説。
思想差別で仕事も与えられない中、スキルアップを備えてきた沖元は差別是正後、社の命運をかけたプロジェクトに配属される。
続くサービス残業、寮住まいの若者たちは昼夜なく休日も酷使されていく。定年を2年後に控えた沖元も例外ではない。
サービス残業是正の運動の中で、沖元は仲間うちからも、その働き方を批判されてしまう。
いい仕事をしたい、そして出来ればまっとうに評価されたい…と思うのは当たり前の事。若い技術者とそういう連帯を持てるまでのやりとりもこの小説の魅力だ。
対仲間・対職場・対管理職との新しい闘いの中で、沖元は日々「このままでよいのか」と苦悶する。
声高にではなく、誠実に確実に相手に伝わる言葉で伝達すること(=ハンドシェイク)、それが答えのひとつと読めた。
(AKIYO:記)
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