在日米軍
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
![]() |
ルポ 高齢者医療―地域で支えるために (岩波新書) 著者:佐藤 幹夫 |
社会福祉予算をどう削るかばかり考えている厚労省の下、医療や介護のセーフティーネットから抜け落ちる高齢者が激増している。そんな中でも、医療、介護、福祉のネットワークづくりに熱意を燃やす医療人がいる。そんな先進例を取材し、ていねいにまとまめられている。今の社会に希望を失わず、厳しい制度の中やりくりし、目標に向かっている姿に共感を覚えた。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
![]() |
地獄の日本兵―ニューギニア戦線の真相 (新潮新書 273) 著者:飯田 進 |
20万人以上の日本兵が上陸したニューギニア戦線の3年間の「戦闘」の真相に迫る作品。戦闘で死んだのはごく一部の兵士にすぎなかった。ほとんどの兵士が飢えと疲労とマラリアなどの伝染病で死んでいった。その凄惨な戦いをリアルに再現してくれる。あの戦争のひとつの真実がここにある。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
![]() |
反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書 新赤版 1124) 著者:湯浅 誠 |
貧困は容易には「みえない」。貧困に喘いでいる人々は決して社会の明るい場所には出てこない。「みえない」から存在しないのではない。この十数年で貧困に喘ぐ日本国民は確実に急増してしまった。貧困は個人の問題ではなく社会の問題だ。そういう視点からこの問題をとらえ、永くホームレスの問題と取り組んできた経験から、現代日本の貧困の実相をリアルに告発している。最後に筆者は貧困が戦争を産み出すと警告している。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
![]() |
国連とアメリカ (岩波新書) 著者:最上 敏樹 |
国連は不法な戦争を続けるアメリカをなぜ裁けないのかがよくわかった。国連安保理の5大国に拒否権を与えた事により5大国が当事者になる戦争に安保理は機能しない。しかし、非同盟諸国の台頭により、大国の不当な行為を総会で告発するという手段もある。アメリカは国連が自国の国益に沿わないと判断すれば、国連を無視する、または強硬に反発するという手段をとる。大統領が替わったくらいでは、この体質は大きく変化しなのではないかと感じた。国連がこれまでやってきた平和維持活動も失敗例が多い。国連がお墨付きを与えたから日本も参加することが国際貢献につながるとは、ストレートには言えないことがよくわかった。「武力で平和はつくれない」というのがこれまでの大切な教訓なのだ。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
![]() |
ルポ貧困大国アメリカ (岩波新書 新赤版 1112) 著者:堤 未果 |
黒田清日本ジャーナリスト新人賞を受賞した報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか と重複する部分があるものの、さらに取材は深くイラク戦争がひきおこしている弱者へのしわ寄せに向かっている。最終章 世界中のワーキングプアが支える「民営化された戦争」は、高い医療費などによって貧困層に陥った労働者が派遣労働者として戦場へ向かい、白血病に冒されさらに苦しい生活を余儀なくされる家族を描いている。戦地への派遣労働者は死んでも遺体は祖国に帰ることはない。また戦死者としてカウントされることもない。それは「自己責任」の一語でかたづけられてしまう。弱者の視点からのパワフルな取材がもうひとつのアメリカを教えてくれる。
あとがきから引用
一つの国家や政府の利害ではなく、人間が人間らしく誇りを持って幸せに生きられるために書かれた憲法は、どんな理不尽な力がねじふせようとしても決して手放してはいけない理想であり、国をおかしな方向に誘導する政府にブレーキをかけるために私たちが持つ最強の武器でもある。それをものさしにして国民が現実をしっかりと見つめた時、紙の上の理念には息が吹き込まれ、民主主義は成熟しはじめるだろう。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
| 創氏改名―日本の朝鮮支配の中で (岩波新書 新赤版 1118) 著者:水野 直樹 |
「朝鮮人が名字をくれと言った」という自民党の麻生太郎氏の発言がこの本を書くきっかけになったという。「創氏」は強制ではなく、自発的に行うものという建前だが、実際には強制になっていった。その流れが事実に基づいて新資料をもとに語られている。創史改名に批判的な言動をおこなった者は国体を脅かす者として治安維持法で検挙された。日本と全く違う家族制度の国に日本の家族制度を強制したところに悲劇はおきた。子どもを利用した圧力で「創氏」を強制していった。「創氏」しなければ子どもが学校にも行けなくる。泣く泣く「創氏」して自殺した家主。多くの悲しい物語を産んだ源泉はなにか、民族の誇りは何かを考えさせてくれる。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
![]() |
いま平和とは―人権と人道をめぐる9話 (岩波新書) 著者:最上 敏樹 |
戦争と平和を考える入門書として最適。時代とともに平和に対する考え方がいかに変化してきたかがよくわかる。いつまでたっても、この地球上から戦争がなくならない現実に絶望ばかりしていられない。本書を読めば希望への道筋が見えてくる。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
|
映画「母べえ」に、有名な大本営発表の第1号が放送されるシーンがあった。このニュースを読んだ舘野アナウンサーは「そこは職業意識のためもあって、淡々と読んだ。興奮したらプロと言えませんからね」と回顧している。開戦後は大本営から「なるべく勇ましく読めと命じられたという。今では「大本営発表」という言葉は白を黒といいふくめるようなウソの代名詞として使われている。しかし、初めの半年あまり、つまり日本軍が勝ち進んでいた時は大本営発表はある程度正確に戦況を伝えていた。戦況が思わしくなくなると、嘘を発表するようになった。嘘が嘘をよび全く虚構の世界になっていった。この虚構の世界に軍の幹部は最後までしがみついた。夢は覚めれば現実に戻れるが、国を挙げて作ってしまった虚構の世界からは、おいそれと現実に戻ることはできない。大本営発表の怖さはそこにある。そして、海外派兵をすすめる現在も似た状況がつくられつつある。イラクのサマワに派兵された部隊の自由な取材は報道は完全に禁じられた。自衛隊が許可した映像、記事しかマスコミには流れない。現在も活動を続けている航空部隊が何をしているのか、映像も記事もほとんど流れてこない。戦争報道をいったん間違ってしまうと、国をとてつもない危険な導いてしまうという教訓を忘れてはならない。
| 固定リンク
![]() |
文章のみがき方 (岩波新書 新赤版 1095) 著者:辰濃 和男 |
井上ひさしの「誰も書けないことを、わかりやすく書く」、すぐれた文章の極意はこれに尽きる。これがそう簡単にはできないから、そうそう誰にでもすぐれた文章が書けるものではない。豊富な引用ですぐれた文章のエッセンスを示してくれる1冊です。
| 固定リンク
最近のコメント