2008年9月24日 (水)

何も持たず存在するということ

何も持たず存在するということ Book 何も持たず存在するということ

著者:角田 光代
販売元:幻戯書房
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2002年から2008年までに書かれたエッセーをまとめた1冊。エッセーはその人のプライベートな部分が垣間見えておもしろい。小さい頃から作文が好きだった著者は、作文以外に興味はなくおかげで大の数字嫌いになったそうだ。他人の幼少期のエピソードを読むのもなかなか楽しいものだ。後半には作品につながるエピソードもあって興味深く読めた。

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2008年9月20日 (土)

庭の桜、隣の犬

庭の桜、隣の犬 (講談社文庫) Book 庭の桜、隣の犬 (講談社文庫)

著者:角田 光代
販売元:講談社
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お互いなんの影響も与えない夫婦。そんな夫婦のあり方をコメディータッチで描く。混じり合わない人間どうしの希薄な関係が微にいり細にいり描かれていておもしろい。

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2008年8月 5日 (火)

福袋

福袋 Book 福袋

著者:角田光代
販売元:河出書房新社
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8編の短編小説集。人はとんでもなく見かけによらない者である。それに突然気づいてしまう恐怖感。兄弟や恋人、配偶者、親、わかっているようで、自分の全く知らない一面をかいま見たときの納得のいかなさ、驚き、やるせなさ。なかなかに奥の深い短編集であった。

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2008年7月 4日 (金)

草の巣

51qwbvs6z8l_sl500_aa240__2 角田光代

草の巣

「草の巣」と「夜かかる虹」を収録。「草の巣」は、ねっとりとした無口な男が架空の「家」をつくろうとする物語。私は「夜かかる虹」の方が面白かった。姉妹のねじれた感情がリアリティーたっぷりに描かれていて、少し怖い。

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2008年6月 9日 (月)

あしたアルプスを歩こう

あしたはアルプスを歩こう (講談社文庫) Book あしたはアルプスを歩こう (講談社文庫)

著者:角田 光代
販売元:講談社
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テレビ局の企画でイタリア・アルプスをトレッキング。「これが初心者コースなんですか?」「雪がなければね」。予想外の大雪にトレッキングは雪山登りのなってしまう。「怖くないですか?」とガイドに尋ねる。「怖いと危ないは違います。危なくはありません」と答えるガイド。このガイドの人間性に惹かれる1冊だった。

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2008年3月25日 (火)

三面記事小説

三面記事小説 Book 三面記事小説

著者:角田 光代
販売元:文芸春秋
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三面記事小説

著者:角田 光代
販売元:文芸春秋
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実際の新聞の三面記事をモチーフにした6話の短編集。それぞれの扉に記事が載っているので、ある程度読む前にドラマを連想してしまう。しかし、それはみごとに裏切られ、思ってもいない事件の背景が浮かび上がってくる。それぞれの事件を引き起こす主人公の心の葛藤が伝わってくる。

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2008年1月 8日 (火)

予定日はジミー・ペイジ

Book 予定日はジミー・ペイジ

著者:角田 光代
販売元:白水社
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「おめでた」をすなおにおめでたく感じられない違和感。妊娠から出産までの心の微妙な変化を日記形式でうまく表現している。最後まで好きになれなかった亡き父親への歪んだ思いと「試しに」結婚してみた夫との距離感が重なりあう。シンプルすぎる夫とブルーな妻のコミカルな日常がおもしろい。ハッピーエンドにほんわはした気分になれました。

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2007年10月18日 (木)

八日目の蝉

4133jvg7wcl_ss500_ 角田光代

八日目の蝉

テンポのいい物語の展開に思わず引き込まれてしまった。小豆島マラソンで行った島の風景や臭いが蘇ってきた。親らしくない親に育てられた主人公だが、幼児期の数年間親ではない人から無条件の愛を注がれていた。緑あふれる、海の見えるこの島での暮らしを描いていた所がもっとも印象に残った。

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2007年7月21日 (土)

エコミカル・パレス

Book エコノミカル・パレス (講談社文庫)

著者:角田 光代
販売元:講談社
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2002年10月の作品。元祖フリーター小説といってもいいだろう。主人公は34歳フリーライターだけでは生活できず、アルバイトもしている。同居中の彼は年下で「タマシイのない仕事はしたくない」と現在失業中。貧困生活をリアルに描いている。全編通して主人公の苛立ちが伝わってくる。

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2007年7月17日 (火)

薄闇シルエット

Book 薄闇シルエット

著者:角田 光代
販売元:角川書店
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あれはださい。これはうざい。あんな風にはしたくない。こんな風にはなりたくない。「したくない」ばかりで作られる自分の個性。いったい自分はどうしたいだんろう。古着屋を共同軽々する37歳の独身のハナは悩み、迷い孤独とつきあいながら自分の「したい」ことを見つけていく。会話の中にあふれる時代感覚のリアルさ軽薄さと対照的に重みのある生き方の模索がおもしろい。

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